フリーランス初心者を狙う魔の手!?マルチ勧誘に巻き込まれた実体験
こんにちは。アシオです。
2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年2月現在)
『副業』や『独立』にあたり人脈を広げたいと考え地元の異業種交流会に参加した際に『マルチの勧誘』にあった話です。
何も分からないビジネス初心者を狙う人がいるので、事前知識を持ってトラブルに巻き込まれないようにしましょう!
・マルチ商法が何か分からない人
・人脈を広げるために異業種交流会に参加したいけど、トラブルに巻き込まれそうで怖い人
マルチ商法とは?
マルチ商法とは 販売組織の会員が、別の消費者に商品を売ったり新規会員を勧誘することにより利益を得て、販売組織を拡大する販売形態です。 違法ではありませんが、問題の多い取引形態として、特定商取引法で連鎖販売取引として規制されています。
マルチ商法に勧誘されるまで
① 地元の異業種交流会へ参加
薬剤師以外での収入を得たいと考え、2023年1月から副業を始めました。
しかし、『人脈』もなければ『知識』もないため会社外の知り合いを作るために、地元の異業種交流会に参加しました。
② 47歳 経理をしている男性と出会う
名前 : Sさん
年齢 : 47歳 (独身)
職業 : 経理
第一印象 : 優しい男性
いくつか交流会に参加する中で、47歳 経理をしている男性 (以後、Sさんとします)と出会いました。
大手企業での経理主任を経験後、中小企業の財務,経理を担当しており、『近々独立する』とのことで、色々と話が聞きたく頻繁に連絡を取りました。
何度か個人的に会う中で自分の話もたくさんしました。
・副業でブログの運営を始めた
・SNSの運用にも力を入れている
・将来はフリーランスになりたい など
当時、私が副業に力を入れていることを伝えていました。
Sさんも興味津々に話を聞いてくる私に心を開いたのか、『独立のために取り組んでいること』、『開業の準備のために必要なこと』などを教えてくれました。
③ ファミレスでマルチの勧誘に会う
そんなある日、
『アシオさんと一緒にやりたいビジネスがある』
とSさんから連絡があり、ファミレスで打ち合わせをすることになりました。
てっきり、Sさんと2人で仕事の話をするとばかり思っていました。
ファミレスの隅の方で雑談をしていると、見知らぬ2人組の女性が入ってきました。
この時点でただならぬ雰囲気を察知しました…
詳しいマルチの手法
2人組の女性は、『健康食品』や『洗顔料』などを販売する会社の社員とのことでした。
現在、その商品を宣伝する人材を募集しており、Sさんから紹介の連絡を受けて来たとのことでした。
宣伝方法はポスティングやInstagramなどのSNS、ブログで良いとのことでした。
宣伝した商品が売れたら、その商品の「20%」が報酬として入るというビジネスでした。
ただし、販売商品は会社から買取で、初期費用20万円が掛かると言われました。
そして、月々の売り上げが一定数を超えると、ステージが上がり得られる報酬も増えていくと言われました。
なぜこのビジネスがマルチだと分かったか?
第一に、販売する商品を『初期費用として買わせてくる』時点でおかしいです。
また、破格の20%のアフィリエイト還元は『自分が最初に払った20万』から出ているので会社は痛くも痒くもありません。
グループで達成できる昇格条件も、新規加入者の20万円が会社に入り続けることで『会社のトップだけが儲ける仕組み』なので、末端は売れない在庫を抱える苦しい生活を余儀なくされ、友人や家族を誘うしかなくなります。
早々にマルチだと判断した私は理由をつけて帰ろうとしました。
LINEの交換を2人組の女性からしつこく促されたため渋々交換して、帰宅途中の電車でSさん含めてブロックしました。
マルチに巻き込まれないために
疑いの目を持って交流会に参加しましょう
ネットが発達して様々な業種の方と出会るコミュニティが増えてきました。
もちろん『純粋に友達を作りたい!』と考えている人もいますが、ビジネス交流会では保険の営業やネットワークビジネスに勧誘してくる方も一定数います。
何も知らない参加者を狙う悪い人もいるので、『疑いの目8割』で参加して、初めて会った方にはなるべく個人情報は漏らさないようにしましょう。
マルチ商法の知識を得ておく
マルチ商法のビジネス体系を理解していれば、おかしなビジネスプランに誘われていることが分かります。
・高額な初期費用が掛かる
・サービス会員を増やすように促されるビジネス体系
・断りにくくするため、複数人で勧誘してくる など
手口さえ頭に入れていれば、危ない勧誘を受けていることが分かります!
ハッキリ『NO!』と言い、以後連絡を取らない
もし、マルチに勧誘されたらしっかり『NO!』と言いましょう。
『断ると悪いかな…』と曖昧に濁してしまうと、勧誘の手がどんどん伸びてきます。
また、
『クーリングオフ制度があるからとりあえず入ってみて、合わなければ辞めればいいんですよ!』
と言われましたが、一度入るとしつこい説得と、面倒な退会手続きが予想されるため絶対に入ってはいけません。
クーリングオフとは訪問販売や電話勧誘で商品・サービスの契約をした場合、購入の申し込みや、契約した日 (書面を受け取った日)を含めて8日以内であれば、無条件で申し込みの撤回や契約の解除 が可能となる制度です。
一刻も早くその場から逃げましょう。
まずはなんでも良いので、理由をつけてその場から逃げましょう。
長々話を聞いていても逃げにくくなるだけです。
向こうも『会員を増やすノルマ』があるので逃がさないように必死です。
押しに弱い人だと判断されれば、必要以上に勧誘してくるので怪訝とした『断固とした態度』で対応しましょう!
まとめ
社会人になると、職場外の人脈を作るのが難しいと思います。
そこで、ネットで募集している異業種交流会は良い機会だと感じるかもしれません。
しかし、何も知らないビジネス初心者を狙う参加者も一定数います。
その中でビジネス経験豊富なSさんと出会て良かったと思いましたが、蓋を開ければSさんもそちら側でした。
もちろん中には同じ志を持つ仲間を見つけに参加する人もいますが、交流会に参加する場合は疑いの目を向けて参加するのが無難かと思います。