同期と自分を比較していた過去。HSPが周りと比較する理由と対処法
こんにちは。アシオです。
2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年3月現在)
休職をきっかけに自分の『繊細な一面』に気づくことができました。
HSPはその気質上、周りと自分を比べがちですが、その必要はないことに気づけました。
今回は10年の薬剤師人生の中で、心の奥に残っていた『1人の同期』と自分との比較とそれをどう乗り越えたかについて書きたいと思います。
・人と比べて落ち込むことが多い人
・ついつい、他者と自分を比べてしまう人
中小薬局時代の同期
・年齢 : 同い年 (当時 26歳)
・性別 : 男
・性格 : 自尊心が高い、非繊細(鈍感)
・社会人経験 : 0年 (薬学部を1年留年、学年が1つ下)
私が中小調剤薬局に転職したときに同期入社した薬剤師の話です。
『同い年』で『名前が似ていた』こともあり、よく比較の対象にされました。
『繊細な自分』と『非繊細(鈍感)な同期』
仕事ができる同期だったかといえば、そうではなかったと思います。
・肝心な報連相が抜けている…
・大きなミスを引き起こす…(薬の渡し間違い)
・デリカシーのない発言で、女性社員の反感を買う など…
しかし、同期は『周りを気にしない鈍感な性格』で、『強い自尊心』の持ち主でもありました。
私は些細なことが気になるため、失敗をした際に深く落ち込む癖がありました。
一方、同期は大きな失敗に対して、反省はしても“落ち込むことはありません”でした。
また、体力もあり日をまたぐ『接待』、『飲み会』をしても全く疲れないタフさも持ち合わせていました。
どんどん評価される同期に焦りを覚えていました。
比べる必要があったのか?
では、『対象的な同期』と比べる必要があったのでしょうか?
今なら、特に気に留める必要がなかったと思えます。
HSPは気質なので、『身長』と似たようなところがあると思います。
例えば、自分が『バスケットボール部』に所属していたとします。
HSP気質の人が他者と比較することは、『身長が低い人が、長身のバスケ部員と比較している』ようなものです。
恐らく、身長の差を気にするのではなく、『身長の低い自分にできることを考え、行動する』方がよっぽど有意義でしょう。
比較しないための対処法
① 自分がHSPであると自覚する!
まずは自身の気質を自覚しましょう。
人よりも繊細で気にしてしまうのは、病気ではなく性格だからしょうがないと分かるだけで随分と肩の荷がおりると思います。
② ありのままの自分を受け入れる!
また、HSPは内向的な性格ゆえに自己肯定感が低い人が多いようです。
まずは、繊細で感受性が高いありのままの自分を受け入れて好きになることで、自分自身と上手に付き合いましょう。
③ 自分に合った環境を見つける!
HSPの人は「良好な環境下で、高い能力が発揮できる!」と言われています。
また、自身の良さが発揮される場であれば、そもそも人と比較することが少なくなるでしょう。
そのためにも日頃の自己分析で『自分の得意なこと』、『苦手なこと』、『好きなこと』などを明確にしましょう!
まとめ
HSP気質の方は、『人の良い部分』が特に見えてしまうため、他者と自分を比較してしまいがちです。
当時の私がそうでした…
同期であればなおさら気になってしまうでしょう。
他人が気になり、比較してしまう時点で『HSPの可能性』があるので、一度調べてみるといいかもしれません。
自分が『繊細な気質』を持っていることが分かるだけで、随分と心が楽になるものです。
そして、周りが気になる特性は『長所』にもなりえます。
① 優れた知覚能力、感じ取る力
② 思いやり、思慮深さ、共感力
③ 想像力が豊か
HSPは自分に適した環境であれば、力を十二分に発揮することができます。
HSPは『5人に1人』と人口が少ないため、『苦労することも多い』と思います。
しかし自身の特性を活かし『人一倍頑張る』ことで、素敵な未来が待っていると私は考えています。
同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
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