薬剤師として働くのがつらい方へ。他業界への転職を待って欲しい3つの理由
こんにちは。
アシオです。
新卒で薬剤師として働き始めてから10年が経ちました。病院で2年、調剤薬局で8年働いています。
周りでMRやIT関係など薬剤師以外の仕事をしている友人を見ると、自分の知らない人生を歩んでいることに憧れを抱くこともありました。
10年間同じ業種で働き続けて色々と思うこともありましたが、結論として薬剤師一筋で働いていて良かったと思うことも多々あります。
今回は別の業界にチャレンジしたいと言う方へ、もう少し検討して欲しいと思う3つの理由をお伝えいたします。
・薬剤師として働くのが向いてないから、別業界にいきたいと考えている人
・薬剤師を辞めて別のことにチャレンジしたいと考えている人
薬剤師を辞めない方が良いと思う3つの理由
① 収入が安定している!
私自身、28歳くらいの頃に”薬剤師以外の業界へ転職してスキルアップを図りたい“と考えていた時期もありました。
様々な業種を探す中で”治験コーディネーター“と言う仕事に興味を持ちました。
治験コーディネーターとは、治験が円滑に行われるよう準備、調整、運営の支援を行う。 治験とは医薬品等が人の体に有効で安全であることを立証し、承認申請するための臨床試験のことである。治験がスムーズに行われるよう、治験参加者をサポートしたり、関係者のスケジュールを調整したりする。CRC(Clinical Research Coordinator)とも呼ばれる。
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/407
営業スキルだけでなく、医師や患者とのやりとりで薬剤師として働くだけでは得られない別方面のコミュニケーションスキルを得られると考えました。
しかし、転職をすることで年収が約200万ほど下がることが分かり、諸々の事情を考えて転職活動を諦めてしまいました。
薬剤師業界は2024年現在、売り手市場では無くなったと言う声もありますが、まだまだ収入が安定している職業です。
“年収の大幅な減少“と”これから得られるであろうスキル“を天秤に掛けて、後者を取れるなら他業界の転職を検討しても良いと思います。
② 今まで得た知識が活かせないかも…
薬剤師免許は良くも悪くも”専門性の高い職業“です。
薬剤師免許が無ければできない業務がたくさんあります。
必要としている企業からすれば喉から手が出るほど欲しい資格ですが、ひとたび外に出れば応用が効きにくい側面もあります。
私自身、スカウト型の転職サイトに登録してみましたが、声が掛かるのは調剤薬局やドラックストアの薬剤師職がほとんどでした。
(たまに、よく分からない営業職のスカウトもチラホラ来ます笑)
汎用性が低いスキルのため、他業種で活かすのが難しいかもしれません。
③ ホワイトな職場が他業種に比べて多め!
調剤薬局やドラックストアは割とホワイトな職場が多い印象です。
10年間の薬剤師人生で、1日400〜500枚の忙しい薬局で働くこともありますたが、1日に20枚程度の穏やかな流れの店舗で働く機会も多々ありました。
また、高単価の派遣業も充実しているためライフワークバランスを重視した働き方ができるのも魅力かと思います。
どうしても別の業界に興味がある方へ
一生に一度の人生なので、思い切って未経験の業種に挑戦してみても良いと思います。
・年収の減少
・未経験の職種で1から始める大変さ
・それらを加味しても挑戦したい!
と言う気持ちがあれば前向きに検討しても良いと思います!
挑戦はしたいけど、家族がいたり、住宅ローンの返済が滞ってしまうという方は”副業“から初めてみることをオススメしたいです!
薬剤師にオススメの副業
① ブロガー、SNS運用
ブログやSNSを活用して自分のスキルや商品、企業の商品を紹介して報酬を得る薬剤師は想像以上にいます。
フォロワー獲得のためには、市場分析が必要なためマーケティングスキルを磨くことができます!
ブログであれば通信環境さえ整っていれば月1,000円程度のサーバレンタル代で始めることができます。
自分が良いと思う商品やサービスを紹介して売れた場合、成果報酬を得ることができます。
ライティング能力を鍛えることもできるのでオススメです!
② 不動産投資
私は未経験ですが、知人に不動産投資をしている薬剤師もいます。
なんでも、薬剤師は信用が高い仕事のため銀行や商工会議所からの融資を受けやすいんだとか…
ただし、アパートなどの賃貸経営は空室のリスクなどもあり、それなりの知識が必要です。
また、多くの場合で”借金をした状態から始まる“ので、難易度は高めの副業かと思います。
気になる方は、Twitterなどで『“薬剤師” “不動産経営” 』と調べて、実際にやっている方に意見を聞いてみても良いかもしれません!
(不動産投資初心者を狙う悪徳営業もあるようなので注意しましょう!)
③ ライター業
文章を書くのが得意と言う方は”ライター業“も良いかもしれません。
“ココナラ“や”クラウドワークス“といったサービスで案件を受注して、成果報酬を受け取ることができます。
未経験の場合、案件を依頼されることはほとんどないため、自身で営業を掛けていく必要があります。
案件を得るのは大変ですが、相手のニーズを把握して間違いがないよう情報を精査する『リサーチ力』、興味を引く文章を書く『構成力』や『ライティング力』を鍛えることができます。
また、自分の転職経験を書籍化して販売する薬剤師もいます。
ライター業は薬剤師との親和性が高いので個人的に”1番オススメしたい副業“です!
まとめ
『薬剤師は売り手市場ではなくなった』と言う声も聞こえてきますが、まだまだ安定した職業です。
ただ、専門性が高すぎるスキルのため他職種への転職が難しいのも現状です。
20〜30代前半であれば、思い切って未経験の職種へ果敢に挑戦するのもありかと思いますが、生活環境、金銭的に難しければ副業しながらスキルを積んでいくのが安定だと考えます。
本業でしっかり土台を気づき、自分に向いている副業で薬剤師以外のスキルを磨いていく。
今後、『”薬剤師”×”副業”』がスタンダードになると思うので一緒に頑張っていきましょう!