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コラム
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薬剤師はオワコンなのか!?AI技術が薬局業界に与える影響について

アシオ / 薬剤師 / 医療ライター
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こんにちは。アシオです。

2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年2月現在)

チャットGPTを初めとする『AI技術の発達が著しい時代』となってきました。

我々の生活を豊かにしてくれる一方で、『既存の仕事が無くなる』と言われており、薬剤師もその一つと言われています

今回は著者『AI vs 教科書が読めない子どもたち』と『ロボット薬局 〜テクノロジー×薬剤師による生き残り戦略〜』の2冊を読み、将来薬剤師が必要なくなるのかについて自分の考えを書こうと思います。 

こんな方に読んでほしい

・将来、AIに仕事を奪われると考えている薬剤師
・AI技術が発達する中で、生き残るために何をしたら良いか分からない人

個人的な結論

不要な職業とはならないが、必要な絶対数は少なくなる!

AIにできること

著書『AI vs 教科書が読めない子どもたち』よると、現在のAI技術は

・『決められた枠組み、ルール』の中で、
・『膨大な反芻、学習』すること

が得意なようです。

例えば、『チェス』や『将棋』のような明確なルールの元に行われるゲームや、単純な事務作業AI技術が得意とする分野となっております。

将来奪われる可能性がある業務

それらを踏まえて、将来無くなる可能性がある業務を挙げます。

・調剤業務
・監査業務
・薬の飲み合わせ、併用薬の確認
・処方箋入力、レセプト請求
・在庫管理

調剤業務 (錠剤のピッキング、散薬や軟膏、シロップ剤の調製)

→ AI技術の方が確実に、『正確に調製』してくれる。

監査業務

→ AI技術の方が正確に『間違いなく』監査できる。

薬の飲み合わせ確認

→ 『マイナンバーカードと保険証が紐付いた』ことで、医療機関情報が共有しやすくなった。それらを踏まえ、AI技術の方が膨大なデータの中から飲み合わせの可否を正確に行える。

処方箋入力、レセプト請求

→ AI技術の方が正確に行える。

在庫管理

→ 著書「ロボット薬局」にて、すでにAI技術での管理の方が正確に行えていることが証明されている。

私が勤務している薬局のほとんどの業務は、将来AI技術に奪われると感じました…
(あくまで個人の意見です。)

AI技術が苦手とすること

一方、現在のAI技術は『読解力を必要とする作業』『柔軟な思考を求める作業』を苦手とします。

AI技術に代替されない業務

上記を踏まえ、私が考える将来代替されない仕事は以下になります。

・患者対応
・疑義照会

患者対応

→ 患者の『客観的な状態』 (手の震え眠たそうにしている気分の低下が見られる など)を把握し、薬の副作用服薬状況を判断して、医師に情報提供する

患者だけでなく、『医師』や 『地域の医療従事者』との円滑な関係を構築することで、地域医療での存在意義を確立する

※ 但し、『薬の説明をするだけの服薬指導』であれば、AI技術でも代替可
信頼関係を構築するためのコミュニケーション能力は必須

疑義照会

→ 処方箋の正誤を指摘するだけの単純作業ではない。医師との信頼関係がなければ、こちらの意図が伝わらず患者の不利益に繋がってしまう

※ 但し、信頼関係を構築出来ていない医師への疑義照会はAI技術と一緒
門前外の医師との信頼関係構築が今後の課題

まとめ

Amazonが薬局業界に参入し、これからは薬局も利便性が求められる時代となろうとしています。

調剤報酬体系も変わっていき、単純作業に従事する薬剤師を抱えることが困難になる会社が増えていくと考えます。

一方、単純作業を『機械』や『AI』に任せることで大幅なコストカット時間の確保ができるため、忙しくてできなかった新規事業に挑戦しやすくなります。

いずれにせよ、遠い未来ではなく、『近い将来薬剤師の数が大幅に削られ少ない席数を奪い合う時代に突入すると個人的に考えます。

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そのような時代になっても薬剤師として生き残るためには日々勉強していくことが大切だと感じます。

激動の時代を一緒に乗り越えていきましょう!

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アシオ
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HSP薬剤師/医療ライター/ブロガー
プロフィールをご覧いただきありがとうございます! アシオと申します! 『HSP気質を持つ薬剤師』の人生奮闘記について発信しております! 『仕事や人生で悩んだこと』、『その悩みにどのように向き合って解決しようとしたか』などを赤裸々に発信しています! 同じような悩みを持つ方の力に少しでもなれたら幸いです。
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