薬剤師は副業してないで本業に集中しろ!という意見に対する私の考え

こんにちは。アシオです。
2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年2月現在)
先日とあるSNSで副業をしている薬剤師を否定するような内容を目にしました。

ちなみに私は『薬剤師も副業に力を入れていくべき』だと考えています!

今回は『薬剤師は副業してないで本業に集中しろ』という投稿を見て、私が感じたことを書きたいと思います。
・薬剤師は『副業せずに本業に集中するべき』だと考える人
・薬剤師も『副業に取り組んでいくべき』と考える人
実際に読んだ投稿
『とあるSNS』でこのような投稿を見かけました。

『薬剤師としての“知識”や“情報”を副業に使っている時点で中途半端!』
『本業に専念すべき!』
人の命に関わる『医療』という仕事に携わるため、至極真っ当な意見だとも思います。
結論

この投稿を読んだ個人的な意見は、
① 世の中には『様々なニーズ』が存在している
② そのニーズを満たしているなら、薬剤師が『副業しても、しなくても』個人の自由!
です。
刀鍛冶を例に
今回の件をわかりやすく説明するために、RPGで出てくる鍛冶屋を例にしたいと思います。

・作る剣 : 魔王を倒すことができる『高性能』な剣
・ターゲット : 勇者
・性格 : 売ることは気にせず、愚直に技術を磨く(職人気質)

作る剣 : 『一般の人でも扱いやすい』軽い剣
ターゲット : 一般兵、兵士になりたい人
性格 : 自分が作った剣を『いかに多くの人届けるかを考える』
どちらが優れた鍛冶屋か?
どちらが優れた鍛冶屋かというと、『売る相手』によります。

魔王を倒したい勇者からすれば、『刀鍛冶Aさんの剣』の方が魅力的かつ必要です。

一方、普通の兵士には魔王を倒す剣は性能が高すぎて使いこなせません。
薬剤師で考えると…
先ほどの例を薬剤師で考えると、


です。
今回の副業に関する投稿は、一流鍛冶屋が

『鍛冶屋は余計なことは考えずに勇者のために、強い剣を作ることだけに集中しろ!』
と言っているのと同じです。
相手が求めるニーズ

ここで重要になるのが『相手の求めるニーズ』です。
先ほどの鍛冶屋の例だと
『誰もが魔王を倒すことができる剣』を求めているわけではない!
ということです。
にあたると思います。
一方、ネット環境が発達している現代、自分の知りたい情報を手軽に調べることができます。
これらの情報を必要としている多くの人へ『SNSを駆使』して『役立つ発信する薬剤師』が間違いかと言われるとそうではないと思います。
自分が、
パターンA :『勇者だけが使える剣』を愚直に作り続ける鍛冶屋になるのか?
パターンB :『一般の方でも扱いやすい剣』を、多くの方に届ける努力をする鍛冶屋になるか?
自分に合う方を選べば良いと思います。
まとめ
サイゼリヤ創業者の正垣泰彦氏の言葉でこのようなものがあります。

『おいしいものが売れるのではない!』
『売れているものがおいしいのだ!』
商品を作るだけではなく、相手のニーズを捉えて届ける努力をしなければなりません。
薬剤師として、薬の勉強にだけ時間を割いていては視野も狭くなってしまいます。

薬剤師はドラッグストアでないと、『営業スキル』や『販売スキル』を鍛えにくいと考えます…
大切なことは、今の自分にできること(知識や情報)で、どうすれば世間のニーズに応えられるかを常に考えて行動することです。
以上、『薬剤師は本業に集中しろ!』に対する私なりの考えでした。