薬剤師も副業しないとマズイ!?危ない理由とオススメの副業3選
こんにちは。アシオです。
2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年2月現在)
こちらの記事で触れたように、薬剤師業界は『年収が上がりにくい業種』です。
また、少子高齢化やインフレの影響も受けやすいため、自分で稼ぐ手段を身につける必要があります。
今回は薬剤師も副業しないとマズイ『3つの理由』について書きたいと思います。
・副業に興味はあるが、一歩を踏み出せない人
・薬剤師は将来安泰だから、副業なんてしなくて良いと考えている人
薬剤師も副業しないとマズイ理由
薬剤師の働ける場所が年々減ってきている…
調剤薬局はこれから減り続けることが予想されます。
増えすぎた『調剤薬局』や『薬剤師』が社会保障を圧迫している原因とされているためです。
今や調剤薬局はコンビニエンスストアを上回る店舗数となり、61,791施設(2021年度末時点)が展開されています。
大手チェーンが店舗数を拡大する一方で、調剤薬局業界は現在きびしい環境に置かれています。
高齢化による医療費拡大を抑制するため、診療報酬や薬価の改定が行われています。
2022年4月には、処方率の高い門前薬局(300店舗以上を展開する大手チェーン薬局)に対し、調剤基本料が見直されました。
調剤基本料と薬価の引き下げは、大手調剤の業績に影響しており多くの企業が苦戦する状況にあります。
薬剤師免許の汎用性が低い…
薬剤師免許は良くも悪くも専門性が高い資格です。
『調剤業務』や『第一類医薬品の販売』は薬剤師しかできません。
一方、その他のスキルを磨きにくい印象を受けます。
仮に、職場(薬局やドラッグストア)の数が減り、薬剤師数が増加したとしても、別業者への転職が難しいのが現状です。
自分で稼ぐ手段を磨きにくい…
薬剤師の収入の大部分を占める「調剤業務」は医師の処方箋がなければ始まりません。
調剤薬局やドラッグストアの売り上げを上げるには、この処方箋の枚数を増やすしかありません。
もし、『このまま薬局の数が減り』、『処方箋枚数が減った状況になった』場合、会社に依存せず自分の力で稼ぐことができる薬剤師は少ないと思います。
副業をすることで、普段の薬剤師業務では得られないスキルを自分で選んで学ぶことができます。
薬剤師は副業に挑戦しやすい!
色々と書きましたが、薬剤師は副業や独立が比較的しやすい業種です。
なぜなら、場所さえ選ばなければ再就職がしやすいためです!
薬剤師が増え続けていますが、そのほとんどは東京などの都市部へ集中しているため、『地方』や『過疎地』にはいまだに薬剤師が不足しています。
薬剤師にオススメな副業3選
私の周りにも副業に励んでいる薬剤師がたくさんいます。
副業が軌道に乗りそのまま独立した薬剤師も何人も見てきました。
私が思う薬剤師にオススメの副業は以下の3つになります。
① 医療ライター
② ブログ運営
③ SNS運営
医療ライター
薬や病気の知識を活かして『医療記事を作成する薬剤師』もいます。
案件を獲得するための提案書に『“薬剤師”である旨』を書けるので、ライバルとの差別化を図ることができます。
案件に応募するためには『自分という商品を営業する』必要があるため、自然と営業スキルが身に付いてきます。
ブログ運営
自身の転職経験や薬の知識をブログで発信している薬剤師もいます。
ブログは読書が就けば、サイト内に広告をつけることができそこから収益を得ることもできます。
また、ブログを通して案件を企業から依頼されたり、ライター案件を獲得するための営業ツールとなりえます。
以下、私がブログ経由で案件の依頼を受けた例を書いているので興味がある方はご覧ください。
SNS運営
SNSで自分のスキルを発信している薬剤師もたくさんいます。
『在宅医療で使われる医療用麻薬や保険請求に関する情報』
『妊婦や授乳婦に安全な薬の情報』
『薬剤師あるある』
などを発信する方もいます。
フォロワーも増えれば企業とのタイアップなども狙えます。
また、多くのフォロワーを獲得するためには、『流行りの情報』、『見られている投稿の分析』などが必要なためマーケティングスキルを身につけることができます。
まとめ
薬剤師はまだまだ安定した職業ですが、5〜10年後にどうなっているか分からないのも事実です。
その際、『本業以外で様々なスキルを身につけて、自身の顧客を有する薬剤師』と、『危機感を持たずに毎日を過ごしている薬剤師』では、状況が変わるのは明確です。
大切なのは『危機感を持つこと』です。
スマートフォンの普及で、誰でも小さく色々なことに挑戦できる時代となっています。
『10年後に生き残る薬剤師』になれるようにお互い頑張りまし