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薬剤師歴10年目で初めて休職に至った経緯と不安に思ったこと

アシオ / 薬剤師 / 医療ライター
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こんにちは。アシオです。

薬学部を卒業してから10年間、『薬剤師一筋』で働いてきました。

現在配属されている店舗の忙しさ、過酷さにより『気分変調症』という診断を受け、2023年12月より休職しております…(2024年1月現在)

今回は『私が休職に至るまでの経緯』と『初めての休職で不安に思ったこと』についてまとめたいと思います。

こんな方に読んでほしい

・今現在、心身に疲労を抱えている人
・休職したいけど、申請方法が分からない人
・休職したいけど、休んでいる間の生活が心配で決断できない人

アシオの性格

私は周りから

穏やか
真面目
完璧主義
責任感が強い

と言われることが多いです。

うつ病になりやすい人の典型』と言われそうな性格をいくつも有しています。

さらに、弱音や愚痴を自分の家族以外に吐けないという性格なため、悩みごとを溜め込みやすいです。

また、こちらの記事で触れたようにHSP”の気質もあります… 

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具体的な症状 ① 不眠 眠れない

私が休職まで勤めていた調剤薬局は、1日平均400〜450枚の処方箋を応需していたため、緊張や集中力を切らすことができない状況でした。

少しの気の緩みから起こる自分のミスで、患者さんや職場に迷惑を掛けてしまうと考えると、常に張り詰めていて、気を緩めることができず仕事が終わる頃には何も手がつかないほどクタクタになっていました。

休憩時間などに愚痴など言えれば良かったと思いますが、前述の通り、周りに気を遣ってしまい疲れや気持ちを吐き出すことができませんでした。

帰宅後も脳が興奮しているせいか、寝つきが悪く眠てもすぐに目が覚めてしまうという日がほとんどでした。

この時はデエビゴという眠剤を飲んでましたが、あまり効果はありませんでした…

具体的な症状 ② 動悸 息切れ

休職1ヶ月くらい前から、動悸息切れを感じ始めました。

最初の頃は朝起きてから出社するまでの間だけだったので、
会社に行きたくないだけかな…」と深く考えていませんでしたが、徐々に『動悸』の頻度や時間が酷くなってきました

休職する直前には『1日中、胸がハカハカする状態』が続いていました。

具体的な症状 ③ 過呼吸 手の痺れ 感情失禁

休職する数日前からは出勤前やストレスが強くなった際に過呼吸も出るようになってきました。

過呼吸による手の痺れもありました。

また、昨今のインフルエンザ患者の増加で、平均処方箋枚数が+100枚となり、通常業務の煩雑や残業時間の増加で精神がいっぱいいっぱいになりました。

訳もわからず涙が溢れて止まらなくなる感情失禁の症状も出たため、嫁の勧めもあり心療内科を受診する運びとなりました…

休職の手続き

心療内科を受診して気分変調症の診断を受けてしばらく休職することになりました。

薬剤師として10年間ひたすら働き続けた中で、休職するのは初めてだったので戸惑いもありましたが、症状を鑑みてしばらく心身の回復に努める決断をしました。

休職すると、給料が一時的に0になるので不安もありましたが、傷病手当金の申請をすることで問題なく生活できることが分かりました。

休職中の生活費 (傷病手当金)

傷病手当金は、『事故』や『妊娠』、『精神疾患』で一時的に収入が途絶えた際に、自分が加入している健康保険組合に申請することで、給料の一定額を支給してもらえる制度です。

請求のためには、『傷病手当金請求書』に必要事項を記載して、自分が加入している健康保険組合へ提出する必要があります。

休職時にもらった”診断書”とは別に「傷病手当金請求書」に書いてもらう必要があります!

詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

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傷病手当金をもらうまでのイメージ

例えば、「12/1〜12/31」の1ヶ月間休職したとします。

翌1月に心療内科で『療養を担当した医師が意見を書くところ』に必要事項に記載してもらい、『勤め先の会社に提出する』形となります。

問題が無いことが確認されたら、12月休職分の手当金が指定した口座に振り込まれます。
(記入に間違いがあると、振り込みが遅れるので注意しましょう!)

ストレスへの耐性は人それぞれ

休職に対して後ろ向きな考えを持つ方も多いと思います。

休職するなんて甘えだ!
この程度のことが耐えられないなら、どこでもやっていけない!

と思われると感じる方もいるかもしれません。

しかし、ストレスへの耐性は人それぞれです。
もっと言うと、「その環境に適応できるかは、その人次第」です。

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夜更かしが得意な人もいれば、早起きが得意な人がいるように、環境やストレスへの耐性も人それぞれなので、自分が環境に合わせるのではなく、自分が心地良い環境に身を置くことが大切になります。

特にHSPの気質を持つ人は、周りの影響を受けやすく心身的な負荷が掛かりやすいようです。

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まとめ

私が勤める会社は休職に理解があったため、診断書が出てからスムーズに休みに入ることができました。

また、結婚はしていますが子供がいないため当面の生活費は貯金や傷病手当金で工面できるため、金銭的な心配もなく休職に入れました。

1ヶ月ほど休んで、不眠や動悸はすっかり落ち着きましたが、あのまま無理して働き続けたら回復までにさらに時間が掛かったと思います。

似たような症状に悩む方は是非、信頼できる上司へ、相談しにくい会社にいる方は前向きに転職を検討しても良いと思います。

一度体調を大きく崩してしまうと元の元気な状態に戻るのに時間が掛かるため、症状がすでに出ているという方は早めの心療内科の受診をお勧め致します。

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アシオ
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HSP薬剤師/医療ライター/ブロガー
プロフィールをご覧いただきありがとうございます! アシオと申します! 『HSP気質を持つ薬剤師』の人生奮闘記について発信しております! 『仕事や人生で悩んだこと』、『その悩みにどのように向き合って解決しようとしたか』などを赤裸々に発信しています! 同じような悩みを持つ方の力に少しでもなれたら幸いです。
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