HSPは人一倍の努力が必要?理想の職場を環境を手に入れる方法
こんにちは。アシオです。
2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年3月現在)
HSPの気質を有することで日常生活だけでなく、社会生活に支障が出てしまうことがあります。
そのため、自分に合う環境作りが必要になります。
今回は私も含めてHSPが『人一倍の努力が必要』と考える3つの理由について書きたいと思います。
・組織で働くのが辛いと感じている人
・理想の環境を作るために必要なことを知りたい人
HSPとは?
HSPとはHighly Sensitive Personの略で「とても敏感な人」を意味します。
(日本では“繊細な人”と言われることが多いようです。)
アメリカの精神分析医 エレイン・アーロン氏が提唱したもので、『繊細な気質を持つ人』を指します。
HSPが頑張らないといけない理由
① HSPの割合は少ない…
HSPの割合は『全人口の約20%』(5人に1人)と言われています。
つまり、非HSP(鈍感)の人が大部分を占めています。
世の中は『多数派が優遇』されるようにできています。
例① カフェのBGM
例えば、カフェで流れるオシャレなBGM…
繊細なHSPの方は少しうるさく感じるかもしれませんが、その他大勢の方は『オシャレな雰囲気』、『気分転換』を求めています。
そのため、基本BGMは流れます。
例② ハサミ
世の中に出ているハサミのほとんどは『右利き用』です。
なぜなら、右利きが圧倒的に多いためです。
このように社会は『多数派』に合わせてできています。
会社で考えると…
非HSP(鈍感)な割合が多いため、社会もこれらを基準に動きます。
・機嫌の悪さを全面に押し出す『上司』…
・相手を傷つけることに抵抗がない『パワハラ気質な人』…
多くの個性がまとまってできている組織では、これらを『気にしない』、『受け流す』というスキルが求められます。
ですがHSPには“気にしないこと”ができないため、必死に耐えるしかありません。
また、『残業が苦にならない』、『パワハラ耐性がある』、『相手から嫌われることが気にならない』…
こういった人が評価され、出世しやすい社会のため生きにくさを感じやすいです。
② 組織で働くと疲れが溜まりやすい…
HSP気質の人は、他者の『発言』や『言動』に影響を受けやすいため、組織で働くと強いストレスを受けやすいです。
常に周りに気を遣うため、疲れやストレスが溜まってしまいます。
③ 少数派に優しい世界ではない…
『身体に障害を有する方(手足の不自由な方)』や『妊娠中の方』は、外見から周囲の配慮を受けやすいです。
一方、HSPは『内面的な気質』のため周囲に認知がされにくいです。
そのため、『あなたは繊細だから休んでいいよ』などと言った配慮をされることはありません。
働きやすい環境を作るために
以上より、HSPは『自分が働きやすい環境を作る』もしくは『探す努力』をする必要があります。
しかし、個人で稼ぐのはとても難しいです。なぜなら、仕事の効率速度やタスク量は『人数が増えれば増えるほどが上がるため』です。
そのため、HSPが理想の環境を手に入れるためには、空いている時間を使って『個人で稼ぐ力』を身につけていく必要があります!
① 『休日』や『空き時間』を利用する!
『周りと違うことをする』、『個人で稼ぐための土台を作る」ためには、時間外での作業が必要なります。
『他の人が休んでいて羨ましい…』
『みんな休んでいるのになぜ休みの日に働かなければいけないのか…』
と思うかもしれませんが、“個人で稼ぐための経験”、“スキルアップをする時間”は誰も用意してくれません。
自分で工夫して時間作り、環境を選ぶためのスキルを身に付けるしかないのです。
② 『残業時間が少ない職場』へ転職する!
そうはいっても、『残業』や『休日出勤』で休む時間や副業をする時間が物理的に取れない方もいると思います。
そう言った方は前向きに転職を視野に入れましょう。
終身雇用制度が崩壊した現在、会社が定年まで守ってくれません。
自分の身を自分でも守るために、休日を自己投資に回すべきなのです。
③ 『休職』ないし『退職』をして、スキル習得に専念する!
働きながら副業することが難しい場合は、『休職』ないし『退職』して物理的に時間を作ることもオススメします。
もちろん、全ての方にオススメな方法だとは思いません。
・自宅や車のローン返済がある人
・奥さんや子供がいる人
・貯金がなく、働かないと生活が成り立たない人 など
一方、まとまった時間がなければ、『やりたいこと』、『今後必要になるスキル』などの自己分析ができないのも事実です。
まとめ
世の中は『鈍感』でなければ生きにくいと感じることが多々あります。
一方、少数派に合わせてくれるほど優しくもありません。
自分で過ごしやすい環境を作るためには、現状を変えようとする努力が必要不可欠です。
まずは、休日を利用して、『副業から始めてみる』といいと思います。
もし、残業時間が多かったり体力的に厳しかったら思い切って『休職』や『退職』の決断をして、今後の人生について考える時間を作ってもいいかもしれません。
同じように悩む方の参考になれば幸いです。
また買い本もオススメなので是非ご覧ください!