薬局薬剤師として働く私が、休職を通してHSP(繊細)であると自覚するまで
こんにちは。アシオです。
諸事情にて2023年12月より休職しております..
心療内科を受診して診断された気分変調症について、youtubeなどで調べている内に『HSP』という気質があることに気付きました。
さらに詳しく調べる中で、自分がこれらの特徴に該当していると感じました。
今回は自分が『HSPと感じた理由』と『今後の向き合い方』について書きたいと思います。
HSPとは?
HSPとは『Highly Sensitive Person』の略で「とても敏感な人」を意味します。
アメリカの精神分析医 エレイン・アーロン氏が提唱したもので、以下のような性質を持つ人を指します。(病気ではなく生まれ持った気質です。)
この気質を持つと、薬局や病院で働く際に同僚や患者さんの感情に影響を受けやすく、
視覚情報の多さ、音、匂いなどがストレスになります。
HSP の特徴
以下、HSPの特徴をいくつか挙げます。
・自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づく
・人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるか考えてしまう
・他人の気分に左右される
・短期間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
・痛みにとても敏感である
・ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
あくまで、ほんの一例ですが共通しているのは、
・様々な刺激に敏感で、気にしてしまう…
・共感能力が高く、周りの影響を受けやすい…
というような特徴があります。
気にしないが”できない
私の場合、『仕事中にミスをしたとき』や『患者からクレームを受けた際』に、過度に動揺してしまい、その後の作業に影響が出ることが多々ありました。
周りの同僚からは
「気にしなくていいじゃん!」
「誰も気にしてないよ」
と声を掛けられますが、気にしないということが長年できませんでした。
心の中では、『誰も気にしてない…』、『気にしてるのは自分だけだ…』と思っていても引きずることが多いです。
意識付けで少しは予防できますが、心の中にモヤモヤが残り寝つきも悪くなるという影響も出ていました…
HSPはストレスに弱い
HSPの人は、他の人に比べて常に周りを気にするため、神経を過剰に消費します。
そのため、仕事が終わる頃には精神がへとへとになってしまい、気力が無くなってしまいます。
以前勤めていた会社で、『夜通し行われる接待』が辛く参加拒否をして職場でバツが悪くなることもありました…
自分に合う職場探し
HSPの人は、自分に合った環境であればあるほど実力を発揮します!
そのため、職場選びを『妥協せず』に行うことがとても大切となります!
個人的に思う『HSP薬剤師が向いている』職場は以下になります。
① 派遣薬剤師
自分に合うと感じる職場に巡り会えたときは良いですが、『馬が合わない同僚』や『パワハラチックな上司』がいる職場に配属される可能性も大いにあり得ます。
派遣薬剤師であれば、例え合わない職場に当たっても一定期間で契約が終わるため働きやすいと考えます。
私も今後は『派遣薬剤師』として働く予定です。
② 医療ライター
医療ライターは『企業』や『個人』からの依頼を元にネット記事を書く仕事です。
周りに左右されず、自分のペースで作業できるため内向的な方やライティングが苦にならない人にはオススメかと思います。
③ ブロガー
HSPとSNSは相性が良いようです。
『自分の思い』や『考え』をSNSで発信することで、共感する仲間を集めることができます。
また、共感能力が高く日頃から困り事も多いため、『相手の困っていること』や『悩んでいること』を察する能力も高いです。
もし、その悩みに対する解決策などがあればブログを通して誰かを救うことができるかもしれません。
まとめ
10年間悩んでいた自分の気質を知り、妙に腑に落ちることが多々ありました。
人よりも繊細で敏感であることは短所に見えて、実は多くの長所であることもわかりました。
もし、『周りを気にしすぎてしまう』、『ストレスに弱く疲れやすい』という方は是非下記の本を読んでみてください!
自分との付き合い方が分かるようになりますよ!