HSP薬剤師に向いている職場は?適している職場を徹底考察!
こんにちは。アシオです。
2023年12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年1月現在)
HSPはその気質上、『病院』や『薬局』のような閉じた空間での作業に強いストレスを感じやすいです。
・機嫌が悪い人がいると気になる…
・患者からの大声でのクレームを受けると萎縮する…
・薬品などの独特な臭いが気になる… など
様々なことに『敏感に反応』してしまいます。
今回はHSP気質の私が、『繊細な感覚を持つ人』に向いていると思う職場環境について考えてみました。
同じような気質で悩む方の参考になれば幸いです。
・職場内に『馬が合わない同僚、上司』がいて気を遣ってしまい疲れる人
・大勢の人がいる職場だと萎縮して自分の意見が言えず抱え込んでしまう人
HSPについて
HSPとは『Highly Sensitive Person』の略で「とても敏感な人」を意味し、人口の20% (5人に1人)がこの気質を有すると言われています。
繊細な感覚を持つため、『様々なことに敏感に反応』してしまいます。
そのため、周りに機嫌が悪い人がいると気になったり、騒音が多いところだと体調が悪くなる人が多いです。
1対1の深い会話は好きですが、大勢の人がいる飲み会などが苦手な人が多いのも特徴です。
HSP気質の薬剤師が『力を発揮しにくい』職場…
① たくさんの従業員、スタッフが働いている職場…
たくさんの職員がいる職場では、周りに気を使い過ぎてしまうため疲れが溜まりやすいです。
些細なことに気がつくため、周りから気が利くと言われることが多く、業務で気になる点を見つけ改善案を出すことができます。
しかし『常に周りに気を遣う性格』のため、人数が増えるほど疲れやストレスが溜まりやすいです。
② 機嫌が悪い同僚、パワハラ気質の上司がいる職場…
『共感能力』や『感受性が高い』ため、周りに機嫌が悪い人がいるとすごく気になります。
機嫌の悪さをあからさまに出されると、どうすればこの環境を良くできるかを考えてしまいます…
また、自分以外の人に向けられた怒りも敏感に察知して自分が怒られたように感じてしまいます。
③ 忙しい流れの職場…
HSPは『想像力が豊か』なため、物事が悪い方向に行く可能性も視野に入れて行動します。
そのため、行動に移す前にじっくり観察して熟考する傾向があります。
忙しい環境下では、色々なことを想像してしまい『焦り』や『不安』を生み動作が遅くなってしまいます。
周りにからすると作業が遅いと見られることもありますが、HSPの人の脳内は常にフル回転をしています。
また、情報処理のキャパシティを超えると認知機能が低下するため、生産性が大きく低下します。
HSP気質の薬剤師が向いていると思う職場
① 派遣薬剤師
HSPは職場環境に恵まれれば、優れた成果を発揮します!
ただ、上記のような環境に配属されると『疲れ』や『ストレス』を溜めやすいです。
派遣社員であれば短い間での契約のため、『合う』,『合わない』を意識して働くことができます。
もし、合わない職場に当たってしまった場合は『いただく給料分しっかり働く!』と割り切れば良いと思います。
仮に合わないと思っても、向こうから継続のお願いが出るかもしれません!
その際は、自分の資質を認めてもらえたと自信をもって続けるのもありかと思います。
② ライター業 (ブログ運営、医療ライター)
ブログ運営
HSPは周りに気を使いやすいため『個人で働く仕事』が向いています。
HSPは『共感能力に優れている』ため、日頃困っていることや悩んでいることに目がいきやすいです。
周りに困っている人がいれば『どうすれば解決してあげれるか?』を考えることができます。
『自分の経験』や『スキル』を通して、それらを解決することができるかもしれません。
『ブログ』や『youtube』など自己発信するためのツールが充実しているため、困っている人へ情報が届けやすい時代となっています。
また、ブログを通して仕事の依頼を受けることがあります。
私もブログ経由で企業様から声を掛けて頂き、医療機器の紹介記事を作成した経験があります!
医療ライター
薬剤師の経験を活かして、医療ライターに挑戦しても良いかもしれません。
『市販薬のレビュー』や『添加物の危険性』、『薬機法に準じた化粧品の紹介』などの案件をこなすことで収入を得ることができます。
③ カウンセラー
HSPは『共感能力が高い』ため、相談を受けることが多いです。
相手のことを思い親身になって話を聞き、傷つける発言をしないよう最大の注意を払い、言葉を選びながら対話をするため、自然と相談事を受けることが多くなります。
カウンセラーになるためには、国家資格である『公認心理士』や民間資格の『臨床心理士』があるため、
・人の話を聞くのが得意
・相手の悩みを解決する手助けがしたい
と言う方は、調べてみても良いかもしれません!
まとめ
HSPは自分に合った環境に恵まれたとき、最大の力を発揮するため、環境選びが重要となります。
私たちは義務教育を通して、『与えられた環境に耐えて適応する訓練』をしてきましたが、多様性が溢れる現代においては、ことHSP気質の方は自らの意思で環境を掴みにいかなければなりません。
自分に適した働き方、職場を見つけられるようにお互いに頑張りましょう!