抗うつ薬(SSRI)をざっくり比較!特徴や使い分けについて解説
こんにちは。アシオです。
2023年 12月より休職中のHSP気質の薬剤師です。(2024年3月現在)
SNSで若手薬剤師向けの勉強アカウントを運営しています。
今回はその中でも反響が大きかった『SSRI(抗うつ薬)のざっくりとした比較』について書きたいと思います。
・薬剤師1〜3年目の人
・SSRIのざっくりした比較を知りたい人
SSRIとは?
SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)は脳内の『セロトニン再取り込みを阻害』して『セロトニンを増加』させ、『抑うつ』や『不安症状』を緩和する薬です。
現在、販売されているSSRIは4種類となります。
ざっくりとした比較
エスシタロプラム(レクサプロ)
規格:10mg、20mg
適応
・社会不安障害
・うつ病・うつ状態
セルトラリン(ジェイゾロフト)
規格:25mg、50mg、100mg
適応
・うつ病・うつ状態
・パニック障害
・外傷後ストレス障害
フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)
規格:25mg、50mg、75mg
適応
・うつ病・うつ状態
・強迫性障害
・社会不安障害
パロキセチン(パキシル)
規格:5mg、10mg、20mg
適応
・うつ病・うつ状態
・パニック障害
・強迫性障害
・社会不安障害
・外傷後ストレス障害
番外編:パキシルCR錠(パロキセチン徐放錠)
規格:6.25mg、12.5mg、25mg
適応:うつ病・うつ状態のみ
まとめ
抗うつ薬(SSRI)についてざっくりとまとめてみました。
SSRIは比較的副作用が少ないだけでなく、歴史も長いため臨床の第一線で活躍しています。
医師の好みにもよりますが、それぞれの特徴を理解しているだけで投薬の際に話せることも多くなると思います。
引き続き、精神科領域の薬についてまとめていくので是非ご覧ください!
今回の記事を書くにあたり『下記図書』を参考にしました!
分かりやすくまとまった良書なのでご興味ある方は是非手に取ってきてください!